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犯罪機会論ご道訐
犯罪に強い要素の1つ目は抵抗性、2つ目は領域性でしたが、
3つ目の要素は、監視性です。

監視性は、たとえ犯罪者に自分たちの地域に侵入されていたとしても、この犯罪者の行動をきちんと把握出来ることです。

犯罪者は、誰かに犯行を見られているかもしれないところでは、簡単に最終的な獲物(家や人)に接近しません。

物理的には、領域性を高める為に、家には塀があった方が良いのですが、
高い塀をつくってしまうことによって、塀の中には侵入されづらくても、
一度入られてしまったら道路から見られることが無く、泥棒が余裕を持って中で犯行を行えます。

また、塀が高すぎると逆に道路への監視性も低くなってしまいます。
家からの視線が道路に注がれなくなり、その道でひったくりや連れ去りをしようとしても、発見される心配がないからです。

塀もある程度の高さ、あるいは格子の部分をつくり、道路から中が見えるようにして監視性を高める必要があります。
領域性と監視性の両方を高める事が大切なのです。

犯罪者は、見えにくいところを好み、見えやすいところは嫌います。

物理的に見えやすくして監視性を高めると同時に、意識的にも監視性を高めることも必要です。

意識面での監視性は当事者意識です。
当事者意識は、その地域で起きている事柄を自分の問題として捉える意識です。
この意識がなければ、たとえ自分の住んでいる地域に不審者が出没しようとも、町並みが物理的に監視性に優れていようとも犯罪者を発見することは出来ません。

防犯ネットワークでは、この当事者意識を高める為に、身近で起きた犯罪の情報を会員の方に配信しています。
「あなたの身近なところで、こんなに犯罪が発生しているのですよ、気を付けて下さい」というメッセージを送ることにより、当事者意識を持って頂く為です。

たとえば、「昨日、神奈川県全体で100件のひったくり事件があったから気を付けて下さい」と言われてもピンとこないですよね。
でも、「昨夜午後7時30分、○×町3丁目で自転車で帰宅途中の女性が前カゴに入れたバックを後ろから近づいたバイクの男に奪われました」と書かれていて、それが自分と同じ町会やご近所だったら「怖い、気を付けなきゃ!」と意識しますよね。

意識面での監視性である当事者意識は、人事でなく自分の事として捉える事ですから、なるべく多くの方に当事者意識を持って頂きたいのです。

当事者意識を持って頂いたら、「それでは、自分の住む地域を安全な町にするにはどうしたら良いのか?」を自分のこととして考えて頂けます。

それぞれが、防犯意識を持ち、防犯対策をすることにより、まず抵抗性を高める。
そして、領域性・監視性を高めるために、無理のない範囲で自分の出来ることを行動していただく。
たとえば、ご近所の方との積極的な挨拶、犬の散歩時の防犯パトロール、買い物やウォーキング時の防犯パトロール、子どもの通学時間に合わせた玄関前の掃除、等々です。


残念ながら、ひったくりや空き巣事件の被害者は、「事件が多いのは知っていたが、まさか自分が被害に遭うとは・・・」と声をそろえて話されます。
こんなに身近なところで事件が多発しているのにもかかわらず・・・

詳しくは、小宮先生の著書 犯罪は「この場所」で起こる を読もう!






| 田中 伸一 | 犯罪機会論 | comments(0) | trackbacks(0) |
犯罪機会論N琉萓
犯罪に強い要素の2つ目は領域性です。

前回の抵抗性が1対1。
つまり、個人で犯罪を防ぐとすれば、領域性はもっと前の段階で防ぎます。

犯罪者を最終的なターゲットである、人や家に近づけさせない力。

これが領域性の力です。

抵抗性は個人の力で守りますが、領域性は、地域・場所で守るということです。

犯罪者をその地域の中に入れない力。

犯罪者は、まず戦略的に犯罪を犯しやすい地域を選び、その後、戦術的に特定の人間・家を選びます。
ですから、まず犯罪者に選ばれない地域になることが重要です。

では、どうしたら領域性の力を高められるでしょうか?

領域性を高めるということは、犯罪者を最終的なターゲットである人や家に近づけないようにすることです。

たとえば、道路であればガードレールの内側の領域は守られています。
ひったくりも発生しなければ、子どもを連れ去ることも出来ません。

逆に、簡単に入ってこれる場所は領域性が低く、犯罪が発生しやすいのです。
町並みでいえば、幹線道路から生活道路に入れる道がたくさんあるところ。
入りやすく、逃げやすい為に、空き巣やひったくりが多発してしまいます。

欧米などでは、幹線道路と生活道路の境にバンプをつくり、一度スピードを落とさなければならないようにしています。
そのような場所を下見した犯罪者は、急いで逃げる時にスピードを一度落とさなければならないような場所では、犯罪を起こそうとは思いません。

意識面での領域性も大切です。

ガードレールの話のように、物理的に境界をハッキリさせる事も重要ですが、その地域に住んでいる人の「縄張り意識」もとても大切です。

「縄張り意識」はあまり良い言葉として使われていませんが、
「縄張り意識」が弱いと警戒心なく犯罪者が入ってきてます。
田舎に行けば行くほど、よそ者として入って行った時に住民からじろじろと見られて、最後には「どちらさんにご用ですか?」等と声をかけられることがあります。
この気持ちが防犯には大切です。
少し古いデータですが紹介します。
*最近のデータを持っていませんm(_ _)m

犯罪者が、犯行を思いとどまった要因(平成8年統計)
1 地域住民に声を掛けられたり、ジロジロ見られたから(63%)
2 補助錠があったから(34%)
3 犬を飼っていた(31%)
4 警察官を見かけた(20%)
この統計から、「声掛け」が群を抜いていることが分かります。
つまり、縄張り意識(地域の連帯性)が大切なのです。

渋谷や新宿の繁華街の町内会であれば、「挨拶」や「声がけ」は通用しないかもしれませんが、私たちが暮らす町ではまだまだ機能するのではないでしょうか。

物理的なバリアと心理的なバリアが領域性を構成しています。


次は監視性です。

詳しくは、小宮先生の著書 犯罪は「この場所」で起こる を読もう!
















| 田中 伸一 | 犯罪機会論 | comments(1) | trackbacks(0) |
犯罪機会論抵抗性
前回、犯罪者から犯罪の機会を奪う事が大切と書きましたが、
では、実際にどうしたら犯罪の機会は減らせるのでしょうか?

犯罪に強い要素は3つあります。
ひとつは抵抗性

抵抗性とは、犯罪者が目の前にいて、今から「襲うぞ!」という時に、その力を跳ね返す力です。

たとえば、空き巣犯が忍び込もうとして、玄関の鍵を開けようとした時に、
鍵が2つ付いている。
「なんだ、鍵が2つだ、これでは開けるのに時間がかかってしまう!」
ガラスを割って侵入しようとした時に「あれっ?防犯フィルムが貼ってあり、ガラスが割れないぞ!」
また、ガラスは割ったものの、「あれっ?補助錠がかかっていてサッシを開けられない!」

このような力です。

ひったくりであれば、犯人が後方からバイクで近づいて「さあ、盗るぞ!」と思ったときに、「自転車のカゴにはネットがかかっていて、バックがとれないや!」
肘や肩にかけているバックを盗る為に、後ろから近づいた時、「あれっ、歩道側にバックを持ち替えられてしまってバイクで盗れない!」

という力です。

子どもに防犯ブザーを持たせることも抵抗性を高めます。
犯人が「さぁ、子どもを連れ去るぞ!」という時に防犯ブザーが目に入ったら、「防犯ブザーを鳴らされてしまうかも・・・」と思い犯行をあきらめるかもしれません。

しかし、この抵抗性は管理する人の意識で効果が無くなります。

2つ鍵がかかっていても、「近くのコンビニまでだから」と無施錠で外出したり、
防犯ネットを荷物の下になっていたり、
防犯ブザーがすぐに使えるところに無かったら意味がありませんよね。

使う人の意識が高くなければ、抵抗性が高いとは言えません。


次は領域性のお話し。


詳しくは、小宮先生の著書 犯罪は「この場所」で起こる を読もう!

| 田中 伸一 | 犯罪機会論 | comments(1) | trackbacks(4) |
犯罪機会論
連日、広島市で発生した児童殺害事件の報道を見ていますが、
最近になって、コメンテーターの発言が犯罪原因論から、犯罪機会論に近くなっているように感じます。

犯罪原因論。
日本では、長い間、犯罪には原因があるのだろう。
だから、その原因を探って原因を無くす、あるいは犯人の人格を矯正することによって犯罪を無くそうという考え方にとらわれてきました。

たとえば、犯罪者の異常な人格に問題があり、それこそが犯罪の原因になっている。
だから、犯人を刑務所に入れ、人格を改造し、問題が直ったら社会に返す。
直っているのだから社会は安全・・・という考え方です。

Q.なぜ犯人は犯罪を犯したか?

人格に障害があったから。
行為障害があったから。
*マニュアルでチェックすると一般人の約1割〜2割が該当するらしい。

あるいは、犯人の社会的な境遇が悪かったのでは?
犯人は、学校でいじめにあっていたから。
親が離婚をして家庭環境が悪かったから。
リストラされて社会に不満を持っていたから。

こうして、犯罪の原因を探り、直していこうという考えでした。

でも、犯罪の原因は1つや2つではありません。
社会環境の悪い人が必ず事件を起こすわけではありません。
たとえいくつかの原因があっても、それを完全に直すプログラムをつくるのは難しい・・・

そうでならば、犯罪を犯す原因を追及するよりも、犯罪の機会を無くしてしまおうという考え方です。

つまり、犯罪者の心を直したり、家庭環境を改善するより、まず、犯罪を犯しにくい環境をつくろうという事です。

つづきはまた。

詳しくは、小宮先生の著書 犯罪は「この場所」で起こる を読もう!
| 田中 伸一 | 犯罪機会論 | comments(0) | trackbacks(0) |